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シニアライフを豊かにする「ペットの存在」

精神的なケア

特にこの猫を飼おうと思ったわけではなく、ただ介護施設の側にいる野良猫でおとなしく、施設の高齢者の方々が気に入り、出入りを許されているという猫がいます。
猫が介護施設に訪れるようになってから、そこに暮らす高齢者の方々の目が変わり、猫が訪れるのを心待ちにし、まるで飼い猫に癒されているような表情を見せるようになったといいます。
施設の人に心を開かなかった高齢者も、この猫ちゃんだけには、笑顔を見せることもあり、施設で働く方々にとっても、猫が精神的なケアをしてくれていると信頼されているのです。

動物の愛は分け隔てなく、誰にでも同じです。
若くても年齢を重ねていても、男性でも女性でも同じようにかわいい顔を見せてくれます。
野良猫はただ、介護施設が快適で寒さをしのげたり、暑さをしのげたり、ご飯をもらえたり、時におばあちゃんの膝でゆったり過ごすことができるから来るだけです。
それでも、命あるものがここにやってくること、その楽しみが、介護される高齢者の心に癒しを与えたのでしょう。

一人暮らしの高齢者がペットを飼うということ

高齢の方がペットを生きがいにするということは少なくありません。
子供が家庭を持ち、孫ができ、遠くに暮らしているという状態で、話しかけられる存在、ご飯を作ってあげる存在は尊いものでしょう。

自分がいなければ生きていくことができない、だからこの子のために頑張る、高齢の方々はペットに生きがいを求めて、それこそ自分の子供の様にかわいがっています。
でも孤独な高齢者がペットを飼うということは、万が一の場合、ペットの居場所がなくなるばかりか、最悪、ご飯をもらうこともできず死んでしまう可能性もあります。
高齢者がペットを飼えなくなった時のことを、高齢者も近しい人も、社会も考えなくてはならないのです。

一緒に暮らしているご家族がいればいいのですが、一人暮らしの高齢者がペットを飼う場合、世話ができないとか、病気で入院した時、誰が面倒を見るの?と反対するご家族もいます。
特に遠方にいる家族にとっては、何か起こるごとに高齢者が暮らす地域までやってこなければならないので、ペットを飼って何かあったらまた面倒なことが起こると、ペットを飼うことに協力的になれないのです。

でもさみしい思をしているのは高齢者です。
ペットがいれば話し相手になってくれますし、お散歩しなければならないと思えば、外出する機会も多くなります。
ペットを飼ったことでボケ気味だった高齢者が以前同様、しっかりしてきてびっくりしたという例もありますので、できる限りご家族にも協力してほしいです。
ご家族が遠方でなかなか来られないというときでも、最近は様々なサービスが誕生しているので、そういったところを理解しておくと安心でしょう。

飼い主の万が一に備えるのも大切ですが、ペット自身の万が一に備えることも重要です。
人間の医療保険と同様に、ペットにも医療保険があります。
おすすめとして、こちらのサイトがあります。
推奨:犬、猫のペット保険|PS保険

任意の保険になるため、もし加入していないときにペットが大けがや病気をしたときは、莫大な金額が請求されてしまいます。
そういったことを防ぐために、事前にペット保険に加入しておくことで、飼い主の金銭的負担も減らすことができます。

こんなサービスがあります

ペットにご飯をあげることができてもお散歩に連れ出すことができないということもあります。
そんなとき、高齢者がペットを飼育することについて支援するというサービスがあります。

こういった場所では、お散歩はもとより、トイレの始末やペットのごはんの支度などを請け負ってくれます。
費用がかかりますが、それほど高くない費用でこうした代行をしてくれる業者がいることを、高齢者の方々にも広く知っていただきたいです。

こうしたサービスを行っている業者の中には、このサービスの立ち上げを行ったのも高齢者ということもあり、年齢を重ねた方がペットを飼う時、どういうことが困るのか、どんなサポートが必要なのか、自分がよくわかるという方も多いのです。
これからさらに高齢化が進む日本ですが、高齢者と寄り添うように生きてくれるペットが高齢者と共に幸せに暮らしていく仕組みをもっと広げていくべきでしょう。