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高齢女性に多い!骨粗鬆症とは

腰の曲がった老人を作る「骨粗鬆症」

骨粗鬆症とは人の体を支える柱である骨の強度が低くなり、もろい状態になってしまうことを言います。
この原因は骨を構成している有機質が無機質に変化をしてしまうことで、高齢化により骨全体がもろい成分になってしまいます。

成分の変化だけでなく高齢者の体内の骨は萎縮してしまい、外圧に対しての余力がなくなってしまいます。
若い時期には考えられなかったような、日常生活での転倒や衝突で本来丈夫なはずの腕や大腿部の骨が折れてしまうということもしばしば起るようになり、その結果寝たきりになってしまう例も珍しくありません。

特に出産を経験した女性の場合、赤ちゃんに与える栄養分として自分の体内のカルシウムを多くなくしているため、高齢になったときに一気に骨がもろくなってしまうということもよくあります。

臨床例としては初老の時期から診断されることが多いのですが、どういった理由によって骨粗鬆症が直接的に発症するかということについてはまだはっきりとした原因はわかっていません。

ただし60歳を超えた女性が発症する例が極めて多いことから、体内で分泌される女性ホルモンの量が関係しているのではないかと考えられています。

女性ホルモンと骨密度の関係

骨粗鬆症の原因となる骨密度の低下に密接に関わりがあると考えられているのが女性ホルモンの一つであるエストロゲンです。
エストロゲンはいわゆる女性らしい体をつくるためのホルモンで、肌質や髪質、生理の周期などを整えるために非常に重要です。
しかし閉経後にはこのエストロゲン分泌が急激に低下してしまいます。

このエストロゲン分泌量の低下と骨粗鬆症発症のタイミングがかなりの割合で一致していることから、エストロゲンが減少することにより体内で骨を作るための代謝活動が停滞してしまうのではないかと考えられます。

しかしそれならば男性は骨粗鬆症にはならないのでは?と思いますが決してそんなことはありません。
男性の場合には全体的な傾向として女性よりも骨が丈夫に作られており、かつ出産を経験することがありませんので相対的に骨粗鬆症の発症リスクは低くなります。

ですが患者数の割合を見てみると骨粗鬆症と診断された人のうち4人に1人は男性となっているため、珍しい症状というわけではないのです。

男性の場合は閉経という大きな体質の変化がないため、症状はゆっくりと進行をしていきます。
女性の平均的な発症年齢が60歳前後であるのに対し、男性の場合は75歳頃とピークも約15年の遅れが見られます。

男性の骨粗鬆症の原因として考えられるのは生活習慣病による代謝機能の低下です。
高血圧や糖尿病などの病気が出ている人が骨粗鬆症になる割合が高いことから、他の病状が骨の代謝を悪くしているようです。