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クレーマー

悲しい現実

若い世代も、生きていくのに懸命な時代です。
バブルの時代とは違い、そこかしこに働き口があることもなく、資格や経験が必要な雇用ばかりで、こうした資格などない方、特に高齢になるとより一層雇用先がなく、生活困難者となります。
年金を受け取る事ができる人ならまだいいのですが、若い時、年金のことなど関係なく暮らしてきた方々、また将来のことを考えずに暮らしてきた方、そのほか深いわけがあって年金が受給されない方も少なくありません。

生活できないほどお金に困窮している、こうなれば人は生きていくために仕方なく犯罪を犯すこともあります。
実は現代日本は、犯罪の高齢化が社会問題ともなっているのです。

調査では刑法犯罪のうち、未成年者の率を65歳以上の老人が上回ったと発表されています。
ただ単に、高齢者が多くなったということでは割り切れない問題がここにあるのです。

高齢者の犯罪の凶悪化

なぜそこまで凶悪なことができるのか、高齢の方は戦後、辛い時代を生きてきて命の尊さを理解されているはずの年代です。
それなのに、隣の家の物音がうるさい、いつも自分を馬鹿にしているから殺した、兄弟間でトラブルがありお姉さんを殺した・・など、悲しいニュースを毎日のように聞くようになった日本です。

戦争、戦争後、辛い年代を息抜き命の尊さを知っている年代であって、逆に考えると硬度経済成長の中、とにかく働け、いい暮らしを目指せと社会からも企業からも、そして家族からもはっぱをかけられていた年代です。
今私たちがこの豊かな暮らしが出来るようになったのも、現代に生きる高齢者の方々あってのことなのに、核家族化、孤独死、住む場所のない暮らしなど、高齢者の方々にとってはやるせない世の中なのかもしれません。

働け、働け、まだ働くのか

年金をもらい安穏とした暮らしをしている高齢者も少なくありません。
でも多くの高齢者が退職されてからも生活のために、いうことをきかなくなった体を必死に動かし、75歳を過ぎても働く老人もいます。

戦争中、お国のために命をとして働けといわれ、戦後、高度経済成長期、日本を豊かにするために働けといわれ、老後になってもまだ働かなくてはならない現実、高齢になればなるほど雇用がなく、家に帰れば孤独が待っているだけ、こんな生活若者だって嫌になります。

凶悪犯罪をせず必死に生きている高齢者もいます。
でも、高齢だからこそ現代社会に鬱屈した感情をぶつける高齢者もいるのです。

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